ヒトは晴れた日に空を見上げて、「良い天気」といい、雨風の強い日は「天気が悪い」という。天候そのものに、いいも悪いもあるわけじゃないが、“天気”となると、気分や感情が追加された意味で使っているようだ。それにしたって、個人個人の持つ一方的な感情で善し悪しを左右しているんじゃないだろうか?都会暮らしには雨はうっとおしいだけのものかもしれないが、農家にとっては恵みである場合もある。傘、長靴など雨具を開発する者にとっては、雨は研究の対象であり、風は思考の材料ではないか。普段の自分の考え方は、なにを視点に見ているのか?